前節の金沢戦で今季9得点目となるゴールを挙げた愛媛のFW瀬沼優司。開幕前から今季の個人目標を「最低10ゴール」と公言。その目標にあと1ゴールと迫ったが、本人の口から出てきたのはより志の高い言葉だった。
「“最低”10ゴールは取りたいという目標だった。10ゴールは絶対に取らないといけないと思っていた」と話し、今季10ゴールを達成したとしても「それでは全然満足できない」とキッパリ。
「理想を言えば15ゴール以上。昇格争いをしているチームのFW陣はもっと取っているし、清水のチョン・テセさんなんかは20ゴールを超えている。それくらい取れるとチームに貢献できていると実感できる。僕はそれくらい愛媛に貢献したいと思ってやってきている」
すでに14年に記録した7ゴールを超えるキャリアハイを更新しているが、エースナンバーの『10』を背負い、今季は契約上出場できなかった2試合を除く全試合に出場。名実ともに自身がチームの核となっているという自覚と責任感があるからこその言葉だ。
二ケタゴール達成はもちろん、残り3試合でどこまでゴール数を伸ばすことができるかにも期待したい。
(愛媛担当 松本隆志)
2016/11/05 11:28