20日、日本代表候補GKトレーニングキャンプから戻った林彰洋が結果へのこだわりを示した。
17日から3日間、大阪で行われていた日本代表候補GKトレーニングキャンプから戻ってきた林だが20日の練習からチームに合流。合宿ではけがの影響もあり、フルメニュー消化というわけにはいかなかった。その点も踏まえて「『なるほどな』と思うところと『う~ん』っていうところ、GKの個人個人の判断と指導者の考えもあるので果てなき意見のディスカッションを重ねながらそこを取り組んでいけたらいい」と合宿全体を振り返った。
今回の中断期間を利用し、島田周輔トレーナーと連日、夜遅くまでGKとしての動作一つひとつについて細かく確認し、意見をすり合わせるなど自己改革に取り組んできた林。それだけに「試す場がやっと来たという感じ。自分自身、楽しみにしている」と公式戦が来るのが待ち切れない様子。取り組んできた点についても「体つきもそうだし、実際の動きに関しても『あ、こういうのが動けるようになっている』とか『お、こういうのが蹴れるようになっている』というのを感じることができている」と手ごたえについて語る。
ただ、大事なのは「結果に結び付けること」。自己改革をしても結果に結び付かなければ意味がない。「どんな理論を重ねても試合に勝てなかったら意味がない。GKとして(失点)ゼロに近付けるようなゴールキーピングができればいい」。22日の次節柏戦は、林の進歩が試される一戦となる。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/10/20 20:33