前回J1昇格を果たした11年シーズンの戦いを知る一人である上原慎也が、昇格争いにおける終盤戦のキーポイントを明かした。
「先発、サブに関係なく、全員がそれぞれの役割をしっかり果たしきれるかが大事」
前回昇格時の10月、国立競技場で行われたJ2第30節・横浜FC戦、1-1の同点で迎えた82分に投入され、87分にCKから劇的な決勝点を挙げてチームに勢いをもたらした上原。「今回も、チームに勢いをつける働きがしたい」と力強い。今季はベンチスタートでスーパーサブとしての起用が多く、「負けているときやタイスコアのときはパワープレー。勝っているときは前線からの守備。自分の役割は試合展開によって変わるので、アップ中もしっかりと試合の流れを見ている」と背番号14。「もちろん、スタメンで試合に出たい」と本音も隠さないが、「とにかくいまは、与えられた役割をやり切ること。僕に限らず、チーム全員がその意識を徹底できれば、必ず目標は達成できる」と、あらためてフォア・ザ・チームの精神を強調している。
(札幌担当 斉藤宏則)
2016/10/16 08:00