15日に松江シティとの練習試合を行った広島は、アンデルソン・ロペスがハットトリックの活躍を見せて5-2で勝利を収めた。
8月末に左ハムストリングにトラブルが起き離脱していたアンデルソン・ロペスは、10月に入って全体練習に合流すると、さっそく意欲をむき出しにしてピッチを駆けている。「(加入して)もう3カ月になるのでチームにはすごく慣れてきました」と本人も話すとおり、ボールを受ける場所に迷いはなくなり、強引にでもゴールへ向かっていく持ち味をうまく出せるようになってきた。「スタッフと動画を見ながら動き方を確認していますし、ドウグラス(現・アル・アイン)の動画も参考にしたり、晃誠さん(柴﨑)の動き方をよく見て勉強しています」というように、昨季のチーム得点王のドウグラスのプレースタイルに徐々に近寄ってきた印象だ。
離脱中にチャンピオンシップ出場の可能性はなくなったこと残念だったが、「落ち込んでもしょうがないし、顔を上げて頑張っていきたい。天皇杯もまだ残っているので、そこでチャンピオンになれるように頑張りたいです」と話すアンデルソン・ロペス。今季は残り少なくなったが、その実力を示す日は間もなくやってくるに違いない。
(広島担当 寺田弘幸)
2016/10/16 07:10