スコアレスドローで勝ち点1を分け合ったJ2第35節の徳島vs讃岐。昨季、徳島のホームゲームで行われた『東四国クラシコ』ではエル・ゴラッソ本誌の記事でMOMとして讃岐のサポーターを挙げた。今季の一戦も讃岐のサポーターがMOMだったと言って過言ではない。
試合後の記者会見。讃岐の北野誠監督は「(アウェイにもかかわらず)ホームのような雰囲気を作ってもらったサポーターに勝ち点3を届けたかった」と口火を切った。その言葉どおり、サポーターの熱い応援が最後の最後まで続いた。試合終了後の声援も選手たちには強く響いたことだろう。
現状を考慮すれば、今節は残留を確実にするために何としてでも勝利が欲しかった一戦のはずだ。だが、そんなことよりも讃岐サポーターは目の前で全力を尽くしたチームの奮闘を称えた。それは、本当に素晴らしい光景だった。結果が出ないときも、結果が出たときも、讃岐サポーターはこれまでと変わらずチームに寄り添えるJリーグ屈指のサポーターであってほしい。
「今日の勝利を皆で騒ごうシュラシュシュシュ♪。We、Are、讃岐!」。次節・北九州戦はアウェイだが、みんなで歌おう。勝利の金比羅船々を!
写真:柏原敏
(讃岐担当 柏原敏)
2016/10/09 09:57