今年の8月に磐田からオランダ1部・ヘーレンフェーンに移籍した小林祐希は5日、新天地で充実の日々を送っていると明かした。
クラブからオフを与えられ帰国中の小林はこの日、エコパスタジアムで行われた磐田対U-19日本代表の練習試合に訪れた。言葉の壁がある海外でもすぐに順応したようだ。
「勉強はずっとしていて、週2でオランダ語、週1で英語をやっている。ミーティングは英語のときもあるけど、(基本的には)オランダ語。必死で聞いて、分からなかったら一人で聞きに行ってボードの前で30分くらい話して、また分からなかったら行って話して、の繰り返し。言われたことを試合でもやれているので、それを完璧にこなして『アイツできる』と思わせてから、やりたいことをやろうかなと」
移籍に際しては、かつてユトレヒトでプレーし、東京Vアカデミー時代の盟友でもある高木善朗(東京V)と頻繁に連絡を取っていたという。
「ユトレヒトはそんなに遠くないんですけど、アイツがオランダにいたときにお世話になった人たち、ユトレヒトに住んでいる日本人の人たちを紹介してもらった。そのおかげで英語の先生も見付けられた」
ヘーレンフェーンでもポジションを確保し、語学も着実に進歩している小林。ピッチの上でこのまま活躍を続ければ、5月に初招集されて以来となる日本代表復帰もあるはずだ。
(磐田担当 青木務)
2016/10/06 10:09