J1昇格プレーオフ圏内の6位・京都を勝ち点7差で追いかける千葉。その劣勢をはね返すべく、戦線離脱していた元パラグアイ代表MFのアランダが26日のトレーニングからチームに合流を果たした。今季J2リーグ戦19試合に出場している攻守のリンクマンは9月7日に行われた天皇杯2回戦の金沢戦(2○0)で足を打撲。前半途中で負傷交代を余儀なくされ、ピッチから遠ざかっていた。
アランダの復帰を受けて、長谷部茂利監督代行は今週末の群馬戦で起用するかどうかの明言を避けた。しかし、復帰となればチームにとって好材料。指揮官も「個人の名前を挙げることはあまりないけど、彼は特別にプレーの質が高い。攻守にわたってこれまでもチームに大きく貢献しているので、当然試合に入ったら貢献できると思う」と語り、彼の復帰を待ち望んでいたことを明かした。
ただ、本人はその期待に対して思うところがある。「チームに所属している全員が大事だと僕は思っている」と前置きをした上で、「監督がそういう風に捉えてくれているのはうれしいが、自分としては逆に恥ずかしい。これだけ何度もけがをして、チームに貢献し切れていない歯がゆさを感じている」と自身の負傷離脱に責任を感じていた。
だからこそ、背番号22はピッチで躍動することを誰よりも誓う。「監督の期待に応えていけるようにしたい」とアランダ。自身の欠場した試合は3勝4分7敗とチームの成績に少なからず影響していただけに、終盤戦はフル稼働で貢献する覚悟だ。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/09/29 19:07