28日に行われた天皇杯1回戦でバンディオンセ加古川を4-0で撃破し、2回戦に駒を進めた京都。9月3日に行われる2回戦の相手はアルヴェリオ高松を10-0の大差で下したC大阪に決まり、今季3度目の京阪ダービーが実現することとなった。
今季のJ2リーグ戦では1勝1分で京都がC大阪に勝ち越しているものの、7月31日にホームで対戦した第26節(3△3)では3点差をラスト15分で追い付かれるという京都にとっては悔いの残る展開だった。下畠翔吾は、「C大阪はJ1昇格のライバルだし、昇格プレーオフでも当たるかもしれない。苦手意識を植え付けるためにも叩いておきたい」と、勝たなければいけない相手だと強調する。
下畠がC大阪の選手の中でも特に警戒するのが、1回戦で5得点の大暴れを見せた杉本健勇だ。下畠と杉本は同じ年齢。同じ関西で育ち、ジュニアユース、ユース時代にもたびたび顔を合わせてきた間柄だ。
「背が高いだけではなく、両足でシュートが打てる器用な選手。最近は、少しでもスペースがあれば前を向いてシュートを打ってくる“怖い選手”になっている。シュートの振りが速いので、ほかの選手と同じ感覚で行くと寄せる前に打たれてしまう。そこを意識して対応したい」。下畠は旧知のストライカーの成長を認めながらも、杉本封じに意欲を燃やしている。
(京都担当 川瀬太補)
2016/08/31 16:59