薩川了洋元監督が辞任を発表した相模原は、20日、安永聡太郎新監督の下でリスタートを切った。
安永監督は練習前に、選手・スタッフへ挨拶をすると、時折、強い雨が降りしきる中、簡単なパス練習を行い、その後はハーフコートでの11vs11のミニゲーム実施。「全部を止めてしまったら流れの中のプレーが見えてこないから、今日は流しました」と安永監督は話したが、何か気が付いたことがあればプレーを止め、細かく指導する場面が多く見受けられた。
ただ、明らかに練習の雰囲気は一変。指揮官の熱い指導につられるように、ピッチからは選手たちの声が響き渡り、監督へアピールする姿がうかがえた。
練習後、安永監督は今回の就任について「急ではありましたけど、自分も勝負したいという思いがあった。このチャンスを生かしたい」と抱負を述べ、「日々のトレーニングの積み重ねが試合でしかないと思っている。1試合1試合、勝ち点3を狙うための分析をして、練習をして、試合にどう持っていくか。まずは、このチームでできるものを短時間で見極めて、『チームの軸』を決めていきたい」とこれからのチーム作りについて語った。
自身のことを「しつこくて、細かい」と言い、できていないことに関しては「口を酸っぱく言い続ける」と断言した“熱い”新監督の下、相模原がどう生まれ変わるのか、楽しみである。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ相模原担当)
(BLOGOLA編集部)
2016/08/20 17:05