17日、仙台アカデミーの村上和弘コーチが、思わぬかたちでトップチームの“助っ人”となった。
昨季をもって仙台で現役を引退した村上氏は、今季からアカデミーコーチとしてジュニアからユースまで幅広い年代で指導に携わり、「それぞれの年代ですべきこと、できることから勉強している段階」という日々を送っている。
また、村上コーチは今季より新設された強化担当コーチでもある。これはアカデミーとトップの橋渡し役というべきもので、トップの練習に参加する選手や2種登録選手の情報を共有したり、トップで学んだことをフィードバックしたりする役割を担っている。
その村上コーチが、17日にトップチームに“助っ人”として合流した。コーチングスタッフに負傷者が出たことで、急きょシュートとセーブの練習に人手が必要になり、現役時代さながらの強烈なシュートをGKに放っていた。
そしてそればかりでなく、この日もトップチームの練習に参加したユースの選手たちについて「日ごろ彼らに指導しているからこそ把握している特徴や、彼らがトップの練習に入るときにできることを、監督たちスタッフに伝える重要性も、あらためて実感しました」とのことだった。
久しぶりのトップの現場を経験し、村上コーチは「より多くの子供たちと一緒にボールを蹴って、将来あのトップに関わる選手を育てたい」と、ジュニアのスクール(※随時募集中)での指導に向けても、自身刺激を受けた一日となった。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/08/17 19:49