17日、リオ五輪に参加していた亀川諒史がチームに戻り、福岡の練習に完全合流した。オフ明けとなったこの日はフィジカルトレーニングを中心にハードなものになったが、しっかりとフルメニューを消化し、20日のJ1・2nd第9節・新潟戦出場に向けて問題がないことをアピールした。
リオ五輪では第2戦のコロンビア戦で途中出場、第3戦のスウェーデン戦ではフル出場を果たした亀川。「本当に大きな目標として2年半前に自分の中で設定してきた舞台だったので、ここまでよくたどり着けたなっていうのと、いろいろな人の支えがあったからこそだなという思いで(五輪のピッチに)立ったのは覚えています」と自身で振り返った。
国際大会を経験したことで得たものとしては「外国の選手はミスしてもどんどんしかけてくる。そういうメンタルや姿勢は自分にとっては勉強になりました」と、海外選手のメンタルの強さを挙げた。「国を背負っての大舞台は特別な感情を持ちましたし、今までで一番楽しかった90分だった」と話す亀川だが、「A代表はもっともっと味わえるものが大きいのかな。そこは追い求めていきたい」とA代表への思いも新たにしていた。
週末には残留争いの重要な一戦、新潟戦を控えるが「この一戦は自分たちにとって大きな試合になる」と話す。今季の目標にリオ五輪出場と福岡のJ1残留を掲げていた亀川。もう一つの目標達成のために残り9試合、全身全霊を注ぐ。
(福岡担当 杉山文宣)
2016/08/17 19:38