先週、約1カ月半ぶりに復帰したMF田口泰士。前節・広島戦(0●2)では復帰戦となる途中出場を果たし、今節・浦和戦での先発復帰も視界に捉えている。
もちろん起用は監督次第だが、今週最後の公開練習(10日)では前線3枚のユニットに入り、シャドーの位置で試される場面も。現在のチームは無失点を大前提とする[5-4-1]を採用するだけに、「まずはしっかり守備から」と田口は語る。その上で「カウンターに行けるなら一番良いし、それができなかったときにボールを落ち着かせること。あとは裏に抜ける動きも意識したい」とシャドーでのプレーイメージも描いた。
そして何より、チームの力になれかったことに一際強い責任を感じている。復帰を果たした先週、背番号7は練習復帰の喜びにほとんど触れることなく、その言葉に決意を込めていた。
「(今季は)キャプテンという立場でもあるし、そこに対してすごく責任を感じている。だから、ここからチームに貢献できるように頑張るしかない」
15戦未勝利の苦境に立つ名古屋。失って久しい白星をつかむため、名古屋の主将が強い気持ちを秘めてホームのピッチに帰ってくる。
(名古屋担当 村本裕太)
2016/08/13 12:47