山口は29日午前、新加入したアルゼンチン出身MFルシアーノの会見を山口市内で開いた。ルシアーノは会見冒頭、日本語で「こんにちは、ルシアーノです」とあいさつ。スペイン語で「パスとドリブル、FKを見てほしい」と述べ、上野展裕監督は「トップ下もサイドも含めて起用を考えている」と話した。山口が南米から選手を補強するのは初めて。
「レノファに来て本当にうれしい。練習を一生懸命頑張ってフィットできるようにやっていきたい」とルシアーノ。練習にはすでに合流しており、「頑張って(試合に)出ることができればうれしい。(山口のサポーターは)南米と同じで熱いサポーターだと思っている。応援よろしくお願いします」と話した。上野監督は早い段階でのルシアーノの起用を想定しており、「河村(孝)社長も私もアルゼンチンの選手のご縁があり獲得に至った。ルシアーノも若い選手だし、レノファも若いチーム。われわれと一緒に成長していってほしい」と期待を寄せている。
山口の今夏の補強は3人目。会見にはクラブの河村社長も同席し、「6位以内はまだ狙える圏内。補強することでプレーオフに進出できればと思う。J1に上がれるか上がれないかは分からないが、クラブとしてはそういう(J1を目指すための)努力をしたい」と話した。
ルシアーノは2013年からアルゼンチンの名門・リバープレート(リーベルプレート)に所属。その後は同国リーグ2部のクラブを経て、2015-16年シーズンはチリ2部のラセレーナでプレーした。日本へは初移籍。背番号は『26』。
写真:上田真之介
(山口担当 上田真之介)
2016/07/29 13:29