京都は4日、JFLのFCマルヤス岡崎と練習試合を行い、齊藤隆成、沼大希、國領一平らのゴールで4-1の快勝を収めた。この試合で、京都サポーターを特に喜ばせたのが、脳しんとうの影響で長期離脱していた高橋祐治の実戦復帰だ。高橋は4月9日のJ2第7節・群馬戦で脳しんとうを起こし、以来、およそ3カ月ぶりとなる実戦で90分間フル出場。復活を待ち望んでいたサポーターたちに元気な姿を披露した。
試合後、「久しぶりのゲームなので、前半は試合勘が足りていないというか、もどかしい気持ちだった。失点したこともそうだし、守備の対応、ラインコントロールのタイミング、ビルドアップ…。すべてがうまくできていないなと。でも後半は切り替えて、『(復帰後)初めてのゲーム』ということを頭に入れながらシンプルに、あまり難しく考えずにやれた」と自身のプレーを振り返った高橋。
相手とヘディングで競り合う場面もあったが、「もう大丈夫」と脳しんとうの影響は心配なさそう。「90分やるつもりで準備をしていた。でも、自分でやれた感触があるのは後半の45分間だけ。次(の実戦)が大事。もっともっとコンディションを上げて、試合に絡んでいきたい」と話し、早期のリーグ戦復帰に意欲を見せている。
(京都担当 川瀬太補)
2016/07/04 17:58