4月29日のJ2第10節・C大阪戦(2○0)以降、9試合無敗を続けていた京都だったが、その流れは前節・東京V戦(1●2)の敗北で途絶えることになった。オフが明けた22日、京都の攻守の軸であるFWエスクデロ競飛王、GK菅野孝憲の二人は、口をそろえて“一人ひとりのおごり”を敗因に挙げた。
エスクデロは、試合前のアップから変化があったと指摘する。
「(前々節の)山口戦(3◯0)のアップはみんなすごく気合いが入っていたのに、東京V戦ではもう勝ったかのようなアップになっていた。どこかにおごりの気持ちがあったと思う。一人ひとりの頭の中がどうなっていたのかを、もっとシビアに考えないといけない」
「負けも、勝ちも、自分たちがどう受け止めるか次第」と話すのは主将の菅野。
「おごりがあったし、謙虚さを失っていたと思う。謙虚でいようとしても、どうしても忘れがちになる。それを気付かせてくれたという意味で大きな節目になると思うし、(東京V戦を)そういう試合にしないといけない」
現在の順位は5位。26日には3位・松本との直接対決が控えている。ここから京都が再び上昇気流に乗るためには、心のコントロールが重要なカギとなってきそうだ。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2016/06/22 16:34