J2第10節・札幌戦当日(29日)に21歳の誕生日を迎える徳島の内田裕斗。“コメントの歯切れの良さチームNo.1”である彼が、頻繁に口にする言葉がある。
「J2で優勝してJ1に乗り込みたい」
昨季と今季序盤戦の結果を踏まえれば言いづらい言葉かもしれない。しかし、内田の強気な姿勢はどんなときでもブレない。ピッチに立てば、ほかの選手たちとぶつかり合う発言もする。20歳にして物怖じせずに真っ向勝負。こんなストレートな性格の選手はなかなか珍しいのではないだろうか。
チームは前節・京都戦(1○0)で今季2勝目を挙げたが、攻撃面はまだまだ課題が残る。札幌戦に向けては「もっともっと攻撃の数を増やしていかないと相手は怖くないと思う。相手にとって怖い存在になりたい。練習でできても試合で出せていないのがチームの現状。自分が出場できれば、試合の中でもできるということを見せていきたい」と言う。
取材終わりに「得点に絡むプレーを期待しています」と伝えた。返ってきた言葉は、「大活躍します!」。内田らしい力強い一言だった。
(徳島担当 柏原敏)
2016/04/27 19:45