3日、C大阪からハノーファーへの移籍が決定している山口蛍が渡独した。
出発前の囲み取材では、「(年末年始は)荷造りなどでバタバタしていた。(新年を迎えるにあたって)日本を離れるということで、気持ちの面で若干の寂しさはある。ただ、楽しみな一年だし、チャレンジしたい気持ちが強い。(ハノーファーの)スタジアムの雰囲気はすごく良かった。あの舞台で早くプレーしたい」と高鳴る気持ちを抑え切れない様子が伝わってきた。
新しくハノーファーの指揮官に決まったトーマス・シャーフ監督は、過去にフランクフルトで長谷部誠や乾貴士も指導している。「日本人をまったく知らないよりは、指導経験がある分、日本人の特長も分かっていると思う。そこは良かった」と語る。
ちなみに、ドイツに持っていく荷物は「ほとんどが私服(笑)」。ドイツ語については「向こうの人と触れ合いながら覚えていきたい。できれば家庭教師のような人も付けて、早く覚えたい」と話す。
昨年は、C大阪の舞洲グラウンドでの自主トレ期間が終わっても、「南津守やJグリーン、ジムなどで体を動かしていた。最初から全開で行ける準備はしてきた」という。現地に到着後すぐに入団会見が行われ、チームへ合流する山口。23日のダルムシュタットとのブンデスリーガ再開初戦に向け、環境に慣れるとともに、試合出場へアピールを続けていく。新天地でのさらなる飛躍を祈りたい。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/01/03 13:24