28日、ここまでのシーズンを振り返った徳重健太は「貴重な時間、良い時間」と話す。「ネルシーニョ監督やアレックス(GKコーチ)、ピーさん(ピメンテウフィジカルコーチ)たちがプレーを見てくれたり、ゲームで感じることもたくさんあった」と自らの積み上げを実感している。
そんな徳重は、終盤戦に入ってからヒゲを生やした。持ち前の巨体に加え、手入れしたヒゲが頬まで覆った容貌は、まさに「熊」。徳重=熊説は長く指摘されてきたが、近藤岳登(FC大阪)が最初に指摘して以降、いまなお発見する者が相次いでいる。”熊ごろしの―”などと大胆なニックネームをつけたくなるが、「いや、熊はこっちなんで、それはおかしい」と徳重本人も熊説に異論なし。野性が開放されている。
天皇杯準々決勝・浦和戦までおよそ1カ月。「『もっとこうしたら』と思うこともある。それを調整しながらいろいろなことにトライできたら」。例年であれば自主トレの時期だが、「みんなでやるほうが良い」と充実感を口にしている。
(神戸担当 小野慶太)
2015/11/29 07:00