磐田と勝ち点で並びながら得失点差3で3位となり、J1昇格プレーオフに回ることになった福岡。出場チーム中、最上位の3位となり、アドバンテージを手にすることになったが「引き分けでもOKというレギュレーションが一番、難しい」と井原正巳監督が話すように必ずしもアドバンテージがアドバンテージにならないのは過去のJ1昇格プレーオフにおいて3位チームが昇格を果たしていないという結果が示している。
しかし、井原監督は「全く、気にならないです。そういうものを全て覆してきているので。だからこそ、燃えているところもあります」とそのデータを一蹴する。3位としては過去最高の勝ち点82、そして8連勝でフィニッシュしたチームへの自信は揺らがない。「負けたら何も残らないというのは僕も経験している」とは井原監督の言葉。今季、積み上げてきたものも昇格しなければ意味がない。引き分けではなく勝ちに行く姿勢でJ1昇格プレーオフに臨む。
(福岡担当 杉山文宣)
2015/11/26 19:37