25日、岡山の岩政大樹が、古巣である鹿島のクラブハウスを訪れた。鈴木満常務取締役に今季の報告をしたあと、元チームメートと旧交を温めていた。
明治安田J2最終節の熊本戦では、右からのクロスをヒールで流し込む見事なシュートでチームを引き分けに導いた岩政。今季は、33歳のベテランとしてチームをまとめるだけでなく、J2リーグ戦全42試合で先発フルタイム出場を達成。途中交代や出場停止もなく、すべての試合に出続けたフィールド選手は、J2でも岩政だけという快挙だった。さらに、シーズンを三等分して考えたとき、最後の14試合で無失点が10試合、失点5という安定感に手応えを感じており、「来季はもっと話題になるようにがんばりたい」と抱負を述べていた。
ただ、古巣の鹿島については厳しい視線も忘れない。「一つタイトルを獲ったかもしれないけれど、最終的には5位」と、後輩たちによる常勝復活に期待を込めていた。
(鹿島担当 田中滋)
2015/11/25 19:35