最終節(明治安田J1・2nd第17節)に向け、舞行龍ジェームズは気持ちを高めている。前節は出場停止、中断期間もあったため約1カ月ぶりの公式戦だ。2nd・11節以降は右SBでの出場が増えており、練習でも鋭いライナー性のクロスからチャンスを作るなど、好調をアピールしている。
柏戦では、高校時代の同級生だった大津祐樹とのマッチアップも濃厚だ。成立学園高でともにプレーし、新潟へ練習参加した大津とは、プロになってから初めての対戦。「久しぶりにやるのが楽しみ。前を向くと怖い選手だし、切りこんでシュートもある。(マッチアップで)負けたくない」と意欲を見せる。
最終節は、柳下正明監督が指揮を執る最後の試合でもある。今季は一瞬のスキから失点することも多く、集中することの大切さを常に指摘されてきた。「厳しいことも言われてきたけど、ありがたいこと。集中して勝ちたいです」。最後は勝利で送り出すつもりだ。
(新潟担当 野本桂子)
2015/11/20 12:40