20日、今季限りで退団することを発表したMF鈴木啓太。彼についてはチームメートがそれぞれ様々な思いを抱いているが、彼の退団について特別な感情を抱いているのがDF那須大亮だ。
那須にとって鈴木は同い年であり、かつてはライバルとして凌ぎを削り、今はともに戦う仲間。「20歳とかその前から一緒に戦ってきて、苦しい時も共感してきた。僕は途中から浦和に加入したけど、阿部ちゃん(阿部勇樹)と啓太と3人でビルドアップしている時はめちゃめちゃ感慨深いものがあったし、すごく幸せを感じられた」。今季は少なくなったが、昨季までは“基本”だった同い年トリオは那須にとっても特別なものだったようだ。
「一緒に戦った同志でもあるのですごく寂しい気持ちもあるけど、タイトルを残してみんなで喜んで良い再スタートになればいいと思う。そのためにしっかり結果を残さないと」。同志と喜びを分かち合うため、那須は頂点を目指して熱く戦い続ける。
(浦和担当 菊地正典)
2015/10/22 19:44