前節・群馬戦(3○2)で、第20節・愛媛戦(2○0)以来約3か月ぶりに先発出場したのは森島康仁。ジェイが右足の内転筋を痛め、チャンスを得た。
実に、13試合ぶりのスタメン。プロ11年目のFWも、「むっちゃ緊張しました…」。前線で献身的に動いたが、得点には絡めず、後半途中でベンチに下がった。チームは逆転勝利したが、「最低限のプレーしかできなかった。みんなに勝たせてもらったと思っている」と悔やむ。
今節・北九州戦が、“ラストチャンス”と言っても過言ではない。今季加入した磐田では、ジェイという強力なライバルと向き合うことになった。「ワールドクラス」(名波浩監督)の力を持つ元イングランド代表との競争。心が折れそうになったこともあるが、それでも、意地がある。「ジェイと同じプレーはできないし、あのテクニックは自分には出せない。でも、泥臭くやることだと思います」。
そのジェイは今節もメンバーから外れたが、次節・大宮戦では復帰濃厚。置かれた立場は、自分が一番よく分かっている。「危機感はずっとある。ゴールでチームに貢献したい」(同選手)。敵地・本城で、貪欲に結果を追い求める。
(磐田担当 南間健治)
2015/09/27 14:23