柏は明治安田J1・2ndステージに入ってクリスティアーノが順調にゴールを決めており、新外国籍選手エデルソンも直近のJリーグヤマザキナビスコカップ(準々決勝第2戦・神戸戦/3○2)で2ゴールを挙げるなど好調だ。クリスティアーノは右、エデルソンは左での起用が多く、両サイドをこなすSBの藤田優人は2人とそれぞれコンビを組んだ経験がある。彼によると2人の活かし方は正反対なのだという。
エデルソンはゴール前の駆け引きや、密集で相手より一瞬先にボールへ触るプレーが持ち味。藤田は「自分が高い位置を取って、エデ(エデルソン)を押し上げてあげることが大事」と強みの引き出し方を説明する。
一方で「クリスだったら1対1で仕掛けた方がいい。自分が(外を)回ってスペースを消しても良くないから、中でもらって、クリス(クリスティアーノ)を前向きで勝負させる」というのが、広いスペースで強みを出すクリスティアーノの活かし方だ。
エデなら外、クリスなら中。走り込むコースを変えることで、藤田はさり気なく2人の持ち味を引き出している。
(柏担当 大島和人)
2015/09/09 20:32