選手層の厚いチームにあって、激しいポジション争いに身を置いている磯村亮太。そのため現在は様々なポジションを任されている。本職であるボランチに加え、3日に行われた磐田との練習試合ではSBで、5日の紅白戦では3バックの左でプレー。どのポジションでもそつなくこなせる器用さを武器にプレーの幅を広げている。
とはいえ、やはり本職はボランチ。同ポジションには田口泰士、ダニルソン、中村直志と実力者が顔をそろえるが、「たとえ他のポジションをやっていても、ボランチは意識してやっておかないと」と闘争心を見せる。
2012年2月には日本代表に名を連ねながら昨年はケガに苦しんだ磯村。「(代表に)また戻りたいっすね」。何気なく発した一言には、再起への思いが凝縮されていた。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/03/05 20:12