20日、クラブからのリリースで、岡崎建哉が7月30日の練習で左膝前十字靭帯断裂(全治8ヶ月)の大けがを負っていたことが発表された。
攻撃の中枢を司る不動のゲームメーカーを欠くことはチームにとって大きな痛手となるが、誰よりも苦しい思いをしているのは岡崎本人に他ならない。岡崎と同い年で仲の良いチームメイトの瀬沼優司は「(岡崎が)けがでフィールドに立てなくなって、サッカーもしばらくできなくなっていることは本当に悔しいと思う。いまチームが良い状態で上(の順位のチーム)に噛み付いていける位置にいるからなおさら…」と言葉を詰まらせる。本人の気持ちを推し量れば、その胸の内の苦しさは隠せるわけもない。
だからこそ、岡崎の悔しさの分まで「一戦一戦、倒れるまで走る。僕だけではなく、全員がそういう気持ちで戦うと思う」と瀬沼。岡崎の思いも背負い、“チーム一丸”で残りシーズンをタフに戦い抜くことを誓った。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/08/21 09:33