最近の千葉の練習で目立つのが、関塚隆監督が自ら選手にボールを出すシーンだ。キックの質も、現役時代を彷彿とさせており精度は抜群。シーズンで最も暑い季節を迎えている中で、精力的にこなす姿には頭が下がる。
そのことに関し、指揮官は「それは(トニーニョ・)セレーゾ(前鹿島監督)からコーチ時代に鍛えられたからだと思う。その時は1日に何100本と蹴っていたから。セレーゾが右で僕が左。両サイドからかなり蹴っていたので、鍛えられましたね。今は筋力が下がって大変だけど」と涼しい顔で答えてくれた。
また、コーチの人数も限られているということも少なからず影響はしている。「コーチ陣の人数も限られているので。これくらいであれば全然問題はないよ」と本人が話すようにチームのためであれば、それすらいとわない覚悟だ。J1昇格のために、汗を流す指揮官の姿勢は選手にも必ず伝わっているはず。ピッチで必ず、その想いに応えてくれるだろう。
(千葉担当 松尾祐希)
2015/08/13 13:24