レアンドロ選手が神戸に移籍し、一方で新アタッカーの補強は間に合っていない。柏はそんな状況で11日の明治安田J1 2ndステージ第1節・鳥栖戦を迎えることになる。
ただ、吉田達磨監督は「ネガティブな、穴が空いちゃったなという気持ちはない」と言い切る。もちろんレアンドロは素晴らしいクオリティーを持つ選手で、「ネームバリュー的には大打撃」(吉田監督)であることも間違いない。
しかし指揮官は「スペースの共有、プレッシャーの強度はむしろレアンドロのいないほうが上がる」と強調する。「われわれがトライしたかったことに、いよいよトライできるという気持ちのほうが、選手はあるのかなと思っている」とも口にする。
新戦力アタッカーの加入は濃厚だが、柏は少なくとも目先の2試合を“いまいる選手”で戦うことになる。レアンドロ移籍のマイナスを上回る“プラスアルファ”が本当にあるのかどうか--。チームの真価が問われる、2ndステージの開幕だ。
(柏担当 大島和人)
2015/07/10 19:35