28日、この日の練習に関して石丸清隆監督に伺っていたところ、石丸監督“らしい”持論が飛び出した。紅白戦で東浩史が報復ともとられるファウルをおかした場面についてだ。
「いつも紅白戦では僕はあまり笛を吹かないから、たまに削り合いみたいになったりするけど、それは選手たちにタフになってほしいから。でも、今日の紅白戦で東がファウルでやり返した場面はあとで本人にも注意しました。サッカーというスポーツはカッとなったら負けなんですよ。ファウルを受けるということは自分が良いプレーをしているからか、自分のボールの置き所が悪いから。それを分かってやらないといけない。殴ったら殴り返すではチンピラと一緒なんだから」
選手時代から冷静さを保ってプレーするタイプだった石丸監督らしい考えだ。熱いプレーとラフプレーの違いを説き、それを選手たちがピッチで体現できるかも今季の見どころになるだろう。
(愛媛担当 松本隆志)
2013/02/28 20:06