「ロングボールを多用してくる。FWの豊田(陽平)や2列目の選手がセカンドボールに絡んでくるチーム」
開幕戦の鳥栖戦を2日後に控えた28日の練習後、青木剛は対戦相手の鳥栖について、こう話した。
昨季の鳥栖は、FW豊田を中心とした競り合いの強い選手に長いパスを当てる独特のスタイルで、“J1一年生”ながらリーグ戦5位の好成績を記録。鹿島としても、1分1敗と勝ち越しを許した難敵でもある。
特に鳥栖はホームに強く(11勝3分3敗)、昨シーズンの第20節でも鹿島は0-2で敗れている。開幕戦で訪れたこの難しいシチュエーションを前に青木は「しっかりとセカンドボールに対して競り合わなければいけない」と気を引き締めた。また、「DFラインを押し上げられれば、出どころにプレッシャーをかけてロングボールの精度を落とすこともできる」と連動したプレッシングの重要性について語った。
ロングボールを対処しながら、おそれずにラインを上げ、鳥栖の“砲台”へ重圧をかけること。これが、開幕戦勝利のポイントになりそうだ。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/02/28 18:44