13年まで京都に在籍した児玉剛に今節の古巣・京都戦への思いを聞くと、「そのことを聞かれるのも3回目なんでね」と言いながらも、「古巣相手だと気持ちが高まるものがある」とやはり特別な思いは隠せない様子。「京都戦は特に失点したくない」という強い気持ちがプラスαのパフォーマンスを生んでか、昨季の京都との対戦では2試合ともに渾身のセービングで無失点に抑え込んだ。
今節も同等の以上のパフォーマンスが期待されるが、その前に立ちはだかるのが京都・平井直人GKコーチ。平井GKコーチは昨季まで愛媛で児玉を直接指導しており、児玉のことを知り尽くす人物だ。だからこそ、「平井さんは戦略家だし、僕がやろうとすることを防ごうとしてくる」と警戒する児玉だったが、「その上を行けるようなプレーを見せたい」と昨季よりも成長した姿を見せてゴールを死守することを誓った。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/05/17 07:00