4日、ベアスタで九州出身、九州クラブ在籍経験のあるOBで構成された九州レジェンズとイタリアの名門・ユベントスOBによるユベントスレジェンズによるレジェンドマッチ2015が開催された。新居辰基は「得点を目指してプレーする」という試合前の言葉通り、決勝点を含む、2得点を挙げ、スタジアムに駆け付けた観衆から大きな歓声を浴びていた。
新居は「ゴールを奪えたことが良かったし、多くのお客さんの前でゴールを取ることは改めて良いモノだなと感じました。ピッチに入ってすぐのゴールでしたけど持ち味である動き直しを狙っていたし、良いボールを上げてもらったので枠に飛ばすことだけ意識していました」と自身のゴールを振り返っていた。
室拓哉と共に発起人として選手集めに奔走し、イベント成功のためにピッチ内外で走り続けた。引退の理由にもなったひざの状態はボロボロで試合前は「10分くらい出場できればいいかな」と笑っていたが約30分、プレーした。「九州からこうやって盛り上げていけるように。また、機会があればやっていきたい」。そう話す新居の表情には充実感があった。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2015/05/05 13:53