大宮ユース出身のMF鹿糠幸司(25)が22日、ブラジル1部のコリンチャンス・パウリスタに加入することが明らかになった。
関係者の話によると本人とクラブの間で基本合意はしており、あとは契約の細部を詰めるのみだという。鹿糠は本紙の取材に対し、「実現すればこんなチャンスはない。実績がない選手でもこれだけやれるというところを見せたい」と話した。
鹿糠は1989年9月12日生まれの25歳。高校時代は大宮ユースに所属し、その後はサンタクルス(ブラジル)などでプレーした。ロングキックに自信を持ち、主にボランチとしてプレーする。
コリンチャンスはブラジルでも屈指の人気を誇るビッグクラブで、12年のクラブW杯では決勝でイングランドのチェルシーを破り、クラブ世界一に輝いている。現在もブラジル代表MFエリアス(29)、ペルー代表FWゲレーロ(31)など数多くの世界的なスター選手が在籍している。コリンチャンスは93年に元柏のMF橋本幸一(46)と契約したが、鹿糠はそれ以来の日本人選手となる。
鹿糠 幸司(かぬか・こうじ)
1989年9月12日生まれ、25歳。東京都出身。181cm/68kg。柏イーグルスや大宮ユースに所属したあとにケルン(ドイツ)の練習生などを経て、12年にブラジルのサンタクルスに加入。CBなどもこなすことができるが本職はボランチ。
(BLOGOLA編集部)
2015/04/24 12:00