本日の戦術練習時に『謎の選手』がピッチに立った。
「あれは誰だ?」
取材に訪れた報道陣からそんな声が飛ぶ。だが最初は遠目で気付かなかった記者も、その動きには見覚えがあった。2010シーズンから昨季途中まで4年半に渡って、選手としてプレーしてきた小松憲太さんであった。
かつて粘り強いディフェンスと豊富な運動量で活躍し、同僚だった松田直樹さんから「小椋祥平(現・G大阪)のようなスタイルのプレーヤーを目指せ」と激を飛ばされたボランチだ。昨季途中にアユタヤFC(タイ)へ移籍したものの、このほど現役引退を決意。先月スクールコーチへの就任が発表されたばかりだった。
現役復帰かと思わせたが、「勉強したい、ということなので」(反町康治監督)とあくまでもコーチとしての参加。小松さん本人も「何かお手伝いできれば、と。これからも時間の許す限り練習参加して、指導方法などを見て盗んでいきたい」と語った。
(松本担当 多岐太宿)
2015/03/11 16:45