2月26日、25歳の誕生日はキャンプ地の千葉県市原市で迎えたGK兼田亜季重。前日の横浜FCとの練習試合では2本目の45分間プレーした。
対戦相手のFWとしてプレーしていたのは三浦知良。誕生日が同じで、サッカーの道に入り込むきっかけを作ってくれた憧れの選手と初めて同じピッチに立ったが、兼田は今月10日に痛めた腰が治り復帰したばかり。試合では「自分のコンディションのほうが重要だったので」とカズ一人に気持ちを奪われることはなく、チーム内の役割に専念した。
チームには“神”山岸範宏がいる。戦列に復帰した兼田は「試合に出ることはあきらめないし、先発は狙っていくつもり。GK全員でいい競争ができればいい」と語る。そして抱負がもう一つ。「GKだけど“キング”と言われるように、『キング・アキ』と周りに思ってもらえるように、現役も長く続けていきたい」と息の長い選手になることを誓った。
(山形担当 佐藤円)
2015/02/26 16:28