14日、C大阪への加入が発表された茂庭照幸が舞洲グラウンドでの自主トレに姿を見せ、練習後、報道陣に対応した。
2013シーズン以来のC大阪復帰について、「セレッソにはたくさんの恩があります。セレッソであれば何でもいい、と言ったらおかしいですけど、出て行く時も、『どんな形であれ、またセレッソに関われれば』と言っていましたし、どのカテゴリーであっても、仮に選手がダメで、『スタッフで』と言われても、セレッソなら、と思っていました」と、セレッソへの熱い思いを口にした。
続けて、「去年もタイにいながらセレッソの結果は見ていましたけど、外国人選手と周りがどうの、という報道も目にしました。実際に昨季の終盤に練習参加した時は変な空気は感じなかったけど、何かあるから、そういう報道も出ると思う。仮に何かあったとしても、報道が外に出るのではなく、選手の中で解決したい。タイでも、俺がいればどうだったのかな?という思いもありましたし、じゃあ今年やってやろう、という気持ちです。今年は僕の他に何人もベテラン選手も来ますし、そういう選手とうまくチームを一つにしていきたい。ピッチ内外で締めるところは締めて、J1昇格の力になりたいですね」と話し、チームの引き締めを図ることを誓った。
ただし、ベテランとしてチームをまとめる役割を担うだけではなく、一選手としての意欲も口にしている。
「ピッチの外から声をかけるのではなく、11人の中で、という思いも強い。今年はCBも多いし、厳しい競争になると思うけど、開幕を迎えるまでにその争いに勝って、試合に出て、チームの中での存在感も高めていきたいと思っています」
1年でのJ1昇格を目指すチームに、頼もしい男が戻って来た。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/01/14 14:48