今シーズンも残り2試合となり、岡山は他力ながらプレーオフ進出の望みを残して15日にホームに熊本を迎える中、3度跳ね返された壁に挑む男がいる。
前節・横浜FC戦(2◯0)で2得点を奪った押谷祐樹は、目標にしてきた二桁得点にあと一点に迫った。ベンチからのスタートも多くジョーカー役を務める時期もあった今季は「苦しかったっていう印象がだいぶ強い。二桁は無理だと思っていた」と振り返るシーズンとなったが、尻上がりに調子を上げてここ5試合で4得点の荒稼ぎ。なんとか目標に迫ったことを喜びつつ、「10点の壁を越えるか超えないかは本当に大事なこと」と押谷は言う。
岐阜でプレーした10年と11年は9得点。昨年も9得点。今年で二桁得点に4度目のリーチをかけた押谷は、「プレーオフに出るためには連勝するしかないし、自分の二桁っていう目標もある。自分が点を取れば勝てると思うんで、ゴールを狙っていきます」と語って、残り2試合に懸ける。
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/11/14 07:00