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15日、千葉は新しい強化部門の体制について発表を行いました。神戸清雄氏が退任したテクニカルダイレクターに斉藤和夫氏が就任し、強化担当部長として今季まで町田でGMを務めていた唐井直氏の就任が決まりました。16日にクラブハウスで斉藤TDの囲み取材が行われましたので、紹介したいと思います。
――TDに就任されましたがどういうチーム作りを目指していくのでしょうか?
「リリースで出させてもらったとおりのことですね。強かったときの姿を取り戻せれば、ということですよね」
――唐井強化担当部長との役割分担については?
「僕の場合はこういった編成とかいろいろな部分でハッキリ言って唐井のほうが経験値というかウチでも(強化を)やっているし、ヴェルディでもやっている。いろいろなところでそういう職やっているので彼の良いところを使えればなというか引き出してもらえれば、ということですね」
――唐井強化担当部長が主導になっていくのでしょうか?
「いや、そんなことはないですね。僕の主導で動いてもらうということです。みんな、(唐井強化担当部長主導になると)そう思っているみたいだけどそれだったら最初から僕も(TDを)やらないですしね」
――唐井さんを選ばれた理由というのは?
「実務ができるっていうことが一番大きいですね。いろいろ考えて(選んだ)ということですね」
――監督人事についてはどれくらいの進捗状況なのでしょうか?
「それもちょっと話せないです。決まったらすぐに発表しますし、選手に伝えた後に発表したいと思います」
――年内には決めたいと?
「基本的にはできるだけ早く。選手たちも聞きたいだろうし、できるだけ早く決まればなという感じですかね」
――監督が決まらない中でも補強を進めていかないといけない難しさもあるかと思いますが?
「それはそうでもないと思います。オシムさんは、キャンプの途中に来ていましたからね。ああいう人の場合だってあると思うし、いろいろだと思うよね。監督が早く決まってそれにのっとっていける場合もあるだろうし、いろいろな状況で、ただ、チームの方向性だけはしっかり間違えないでみんなで向かっていければそこは問題ないと思います」
――新しい監督に求めるものは? 例えば、昇格経験があるとか、今季のことを踏まえてどういうものをもたらしてくれるのかなどはあるのでしょうか?
「僕が千葉にお世話になるのが3回目なんですけど、良いときの千葉も知っているし、3年前に戻ってきたときの状況とそれから3年経った中でいろいろな部分で良いときに比べたら悪くなっている部分があるのでそのあたりは変えていけるようにしてあげたいなと。具体的に今、言いたくないんですよ。というのはまだチームは天皇杯を戦っているし、木山(監督)は今年で千葉の仕事は終わるけれども、彼に良い仕事というか次の鹿島戦を良い常態で迎えてもらいたいので僕の中ではそのあたりを大事にしているんです。もちろん(次の体制を決めることも)大事なことです。ですが、今も大事です。次のことをいろいろと話してしまうと、マスコミのみなさんにどう書かれてしまうか分かりません。いろいろありますけど(控えさせてください)、ということです」
――良いときに比べて悪くなっているというお話でしたが、具体的にどのあたりが改善点なのでしょうか?
「それも含めてです。チームはまだ天皇杯を戦っているところです。それが良いように伝わればいいですが、そうでない場合もありますので。シーズンが終われば話せると思います。大変、申し訳ないのですが、今の時期にこういう話をみなさんとすることは本当に良いのかなと僕は思っているんですけど」
(千葉担当 杉山文宣)
2012/12/17 12:46