先日、今年最後の練習が終わりました。来季のJ1での戦いに向けて、日々の練習を一生懸命に取り組んでいました。何と言っても、来季はJ1なのです。戦う舞台が1つステップアップする訳ですからね。そんなステップアップにまつわるお話です。
今季の大卒ルーキーで開幕から3戦連続弾を決め、一気に話題をさらった15番の岩上祐三選手。彼の地元は茨城なのですが、高校は前橋商業という群馬の高校です。お気付きでしょうか。J1・FC東京の高橋秀人選手と一緒なのです。岩上選手は89年生まれ、高橋選手は87年生まれなので、1年、かぶっています。それをふと思い出したので、彼に当時の話を聞いてみました。開口一番、「頭がすごく良かった」と。戦術眼についてはずば抜けていたそうです。ですが「まさか代表まで行くとは思っていなかった・・・」とのこと。
では、一方で高橋選手は岩上選手をどう評価していたのでしょうか。先日、高橋選手にお話しする機会があったので聞いてみました。すると・・・「祐三は一言で言えば『中田英寿』」とのこと!
“えっ!”と思う人は自分だけではないはず。何でも、1年次から試合に絡んでいたらしいのですが、その強靱(きょうじん)な下半身の強さとシュートのパンチ力は当時から兼ねそなえていたようです。そこを評して「中田英寿」なのでしょうね。さらに驚きなことが。「高校時代から、祐三は前で使った方がいいんじゃないかと思っていて、それが当たったね(笑)」と。見る目があります・・・。驚きでした。そんな現役日本代表選手からもお墨付きの岩上選手。来季のJ1の舞台でも思う存分暴れてもらいましょう!
(湘南担当 竹中玲央奈)
2012/12/14 19:22