9月5日のベネズエラ戦に続き、10月10日に行われたパラグアイ戦にも、韓国代表として先発フル出場を果たしたキム・ジンヒョン。ベネズエラ戦は、3-1で勝利したものの、自身のミスから失点も喫したが、パラグアイ戦では2-0と完封勝利に貢献した。
今回の活動を振り返って、キムは、「監督も新しくなって、今はゼロからのスタート。ベネズエラ戦は、代表として韓国国内での初めての試合だったので緊張したけど、今回は余裕を持って、落ち着いてプレーできた。監督は練習から守備をテーマにやっていたので、失点ゼロで終われて良かった」と話した。
キムは、15日の午前に帰国すると、その日の夜に行われた天皇杯準々決勝・千葉戦(0●1)にも自ら志願して先発出場。ただし、「ほとんどピンチはなかっただけに、セットプレーからの失点はもったいない」と悔やまれる結果となった。「残り7試合、リーグ戦は勝たないと。今の17位という順位は情けない。みんながチームのためにピッチで倒れるまで走って、戦わないといけない」。
今節(J1第28節)対戦する鳥栖には、韓国代表として共に戦ったキム・ミヌがいる。「ミヌはいい選手だけど、2試合とも出たから疲れているんじゃないかな」。そんなキム・ミヌを筆頭に、クロス数はリーグで4番目に多い鳥栖。クロス対応には課題が残るキム・ジンヒョンだけに、新生韓国代表としてのキャリアを着実に積み重ねている彼のプレーぶりも、今節のC大阪の勝敗を左右しそうだ。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/10/16 16:59