河本明人はけがなどでしばらく公式戦から遠ざかっていたが、8戦勝ちなしを止めた第23節(鳥栖戦/1○0)から4戦連続出場中。そのうち3試合で先発し、シャドーの位置で生きのいいプレーを見せている。
ドリブルやボールキープ、攻守にわたるフリーランニングが彼の強みだ。とはいえ当面の課題は「得点、アシストという結果が欲しい。ナンボ裏を取ったって、結局ゴールを決めれんかったら意味がない」と本人が口にするとおり。この2季でリーグ戦37試合に出場しつつ、通算得点は『1』に止まっている(第26節終了時)。
とはいえ大宮戦になれば不思議と点に絡むのが河本。昨年4月のナビスコカップで2得点(A組第4節/3○1)を挙げ、今年5月のナビスコ(B組第5節/3○0)でも1点決めている。さらにリーグ戦でも昨年の第31節(2○1)に、オウンゴールを誘うクロスボールを入れたのも彼。河本は実に公式戦通算4ゴール中3得点を大宮から奪っている。
しかし本人に大宮戦好調の結果を聞くと…。「分かんない」と首をひねっていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/10/02 08:30