15日に控える第31節・松本戦。岡山はアルウィンで2戦2敗を喫しており、嫌なイメージしかないスタジアムに乗り込むことになるが、特に悪夢を見てきたMF千明聖典はいつもより肩に力が入っている。
一昨年も、昨年も、PA付近で千明が与えたFKが直接ゴールネットに突き刺さって決勝弾となった。「ウチが(ペースを)握れていないってことはなかった」と影山雅永監督が振り返る試合内容ではあるだけに、どうしても千明の与えたファウルが敗因として浮き上がってくる結果となり、今も脳裏に浮かんでくる。千明は今節に臨むにあたっても「気になりますよ。ファウルしたらどうしようって思う。だから、先読みして動くしかない」と、気に留めていた。
今節は是が非でも悪夢を払しょくする勝利を奪いたい。ここ2試合勝利を奪うことができていない岡山にとっても今節の重要度は高く、「ズルズルは行きたくない。どんな形であれ、内容が伴わなくても、勝利を求めてやりたい」と千明は勇んでいる。
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/09/11 18:46