渋谷洋樹新監督の下、すでに3日間のトレーニングを消化した大宮。徐々にではあるが、指揮官の色が見え始めている。まずはゾーンディフェンスの意識付けに取り組んでおり、渋谷監督は「プレッシャーの強さ」、「ノーマルからギアを入れていくスイッチ」、そして「スライド」の3点をポイントに挙げている。
ユース時代にも渋谷監督の指導を受けた金澤慎は、「自分はユースのときからやってきたことだったので、渋谷さんのやっていることが分からないということはなかった」と、そのサッカーを熟知。「大宮は長くそういうやり方でやっていたし、自分なんかは昔やっていたこと。さらにプラスαされることはあるけど、周りの選手に伝えていく立場なのかなと」と自らの役割を認識している。
チームは6日にオフをはさみ、まずは渋谷監督の初陣となる10日の天皇杯4回戦・愛媛戦への準備を進める。守備の完成度はチーム作りの進捗を図る一つのバロメーターになりそうだ。
(大宮担当 片村光博)
2014/09/05 19:33