今週、グラウンドに見慣れない選手が現れた。青々と涼しげな丸刈り頭の主は、よくよく見るとカン・ユング。なにごとかと思って聞くと「気合いを入れるために刈った」と言う。
9日の夜、寮の一室で自らバリカンを入れ、仕上げはキム・ジョンヒョンに頼んだ。チームメートたちからは「お坊さん」とからかわれたそうだ。
大分で坊主頭と言えば阪田章裕だが、髪を刈るのは主に試合前夜。7月20日の第22節・札幌戦(1△1)で負傷してリハビリ中の現在、阪田的には“ロン毛”レベルまで伸びており、カン・ユングと並ぶと「チベットの老師と修行僧」のように見える。
カン・ユングにお株を奪われた恰好の阪田は、一度は「俺はもうこのまま伸ばそうかな」と思ったようだが、カン・ユングが「涼しいかと思ったら、逆に直射日光が当たるので暑い。これからまた伸ばします」と宣言したと聞くと「じゃあやっぱり…いや、これから俺はどうすれば…」と迷宮入りしていた。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/08/15 16:15