工藤壮人は、前半戦でゴールは3得点のみ。リーグ再開後も、公式戦2試合でノーゴールと、現状ではFWとしての結果が出ていない。それでも、[3-4-2-1]の1トップに入った際や新システムの[3-5-2]では、前線でポストプレーも着実に行い、積極的な動き出しも見せている。
本人に話を聞いても、「ゴールが取れてないから、いろいろなことは言われるけど、ただ、自分の調子だったり、前の収まり、起点となる動き、周りを使う前線でFWの最低限の役割はできていると思う。そんなに悲観する内容のプレーでもないので、そこはそんなに焦らず」とのことだ。
気になる点は、チームとしてニアサイドに速いボールがあまり入らないことだろうか。そこは、工藤が勝負する場所の一つでもあり、「ちょっともどかしい部分はある。本当に中に入っていくところに関しては、正直けがなどを恐れずに入っているので、うまく見てほしいなと思う」。ただ、それもコミュニケーションを取りながら、少しずつではあるが増えてきた。ある程度、解決すれば工藤にも結果が出てくるだろうし、それはそんなに遠い日のことではないだろう。
(柏担当 石原 遼一)
2014/07/22 18:06