ある日の練習後。日系アルゼンチン人のアレハンドロ松村通訳が困惑していた。「ジョナサンが『さばくぞ』と言ってるんだけど…なに?」
最近、ジョナサンがあやしげな関西弁をしゃべるようになったという怪情報もあり、居合わせた人々は「多分それも関西弁ではないか」と推察した。
通りすがりの関西人・高木和道にたずねると、「え、『さばく』? 魚?」と首を傾げる。「人に向けて言うんだったら本格的な人が使う言葉じゃないッスか。オレは聞いたことないけど」。『本格的な人』の意味合いについてはあえて突っ込まずにおくと、続いて、さらにコテコテの関西人・伊佐耕平が通りかかった。
聞けばジョナサンに関西弁を伝授したのは伊佐本人。しかも「さばくぞ」は完全に間違いで「しばくぞ」が正しいという。「ほかに『アホちゃうか』も教えときました。しゃべれてます」。
ネイティブも太鼓判を押す関西弁でジョナサンがコーチングする日も遠くなさそうだ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/04/08 19:45