熊本が主に練習を行う県民総合運動公園サッカー場は、ピッチが緑に囲まれた環境にある。雰囲気は非常にいいのだが、シュート練習や紅白戦の際、枠を外れたボールが樹々の枝に引っかかったり根元に入り込んだり、あるいは周囲のジョギングコースに飛び出してしまうことが多く、チーム関係者も「周囲にネットがあれば…」と以前から漏らしていた。
県の設備ということもあり容易には解決できない問題だったが、スポンサーであるエンフレンテ熊本の協力を得て、先月片方のゴール後方に移動式のネットを設置。そして今週、反対側のゴール後方にも同様にネットが設置された。
タッチライン側はまだ設置されておらず、フェンスを飛び越えて見学中のサポーターが拾って投げ返してくれる場面はあるが、ゴール後方に関しては、枠を外れても木の枝に引っかかるようなケースは激減。マネージャーやスタッフが練習中にボールを拾いに行ったり、練習後にボールを探したりする負担もずいぶん軽減された。
選手達も思い切ってシュートを打てるようになったが、本来ならほとんどが枠に飛ぶようになるのが理想だ。
(熊本担当 井芹貴志)
2014/03/07 23:37