甲府は「順風満帆ではないシーズンイン」(城福浩監督)を迎えている。開幕前には雪害の影響で2週間のキャンプ延長を余儀なくされた。開幕後は地元に戻ったが、5日は再び雪が降り積もる空模様。予定した紅白戦を行えず、メニューを1時間弱で切り上げざるを得なかった。
翌6日も県内の施設で普通にピッチを使うことは難しい状況で、「できれば1時間半以内のところ」(城福監督)という条件で代替施設を探した。「外に居続けるストレスを感じた1カ月半だったので、午後は体のケア、リラックスをするサイクルを大事にしたかった」と城福監督は午前練習を希望したという。
しかし条件に見合うアミノバイタルフィールドは、午前中に近隣でFC東京の非公開練習が入っており、先約側より午前中の使用を望まないという意思表示があった。
それを受けた甲府はその後、練習を13時開始で実施することを決定。6日の練習をアミノバイタルフィールドで行うことができた。
7日はピッチ上の雪も解け、山梨大医学部グラウンドで通常の練習メニューが行われた。試練のハードルは決して低くないが「これをどう乗り越えていくかという姿を皆さんに見せたい」と城福監督は決意を新たにしていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/03/07 19:25