熊本との開幕戦を2日後に控えた福岡。28日の練習では、チームスローガンを体現する姿勢を見せた選手がいた。
それは、坂田大輔。
ゲーム形式の練習が行われていた際、人数の都合でゲームに加われない選手が出た。そこで、順番が回ってくるまで坂田はジョギングで周回していた。
そんな中、ある選手が放ったシュートが大きく逸れて、コートの外に飛び出してしまった。
そのときである。坂田がジョギングしながらコートの外に出てそのボールを拾いに行ったのだ!
おそらく坂田自身、10数年ぶりの球拾いだろう(記者の勝手な推測)。坂田は「ちょうど、練習から離れてたからね」とさわやか回答。今季のチームスローガンである『協力同心』という言葉そのままの姿勢を、坂田は自然体で実行したのだった。
昨季の経営問題の影響もあり、経費削減、人員削減に努めている福岡にあって、チーム2番目の年長者が見せた姿は何気なくとも立派なものであった。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/02/28 20:56