天皇杯準決勝・F東京戦を控える広島は27日、吉田サッカー公園でトレーニングを行い、雪の降る天候の中でゲーム形式中心のメニューを消化して今年最後の吉田での全体練習を締めくくった。
練習後に取材に応じた森崎和幸は、「質の高いチーム。個々のクオリティも高いので我慢強く戦わないといけない試合になる。攻守の切り替えがポイントになると思っています」とFC東京戦を睨み、「ここまでやってきて元気な選手はいないと思うけど、気持ちは充実している」と気力をみなぎらせた。
森崎和は、天皇杯で2回、ナビスコカップで1回、国立競技場での決勝戦を戦った。だが、すべて準優勝に終わり、「国立にはいいイメージがない」と話すが、今年のゼロックス杯で勝利を飾り国立の印象も変わってきている。
「若い選手にも元日の決勝戦の舞台を経験させてあげたいし、今度はタイトルをとる」と話り、森崎和は3度目の元日の決勝戦を目指す。
(広島担当 寺田弘幸)
2013/12/27 21:22